我が国の高等学校において,令和4年4月から新しい学習指導要領[平成30年(2018年)告示]が実施されたことに伴い,本試験においても基礎学力科目のシラバスを現在のシラバス(以下,「現行シラバス」という。)から一部改訂します。
本試験の「理科」「総合科目」「数学」では,2026年度試験の出題から今回改訂するシラバス(以下,「新シラバス」という。)を適用させることとします。このたび,「理科」「総合科目」「数学」の新シラバス(案)がまとまりましたので,公表いたします。
1. 新シラバス(案)改訂のポイント
〈理科〉
・物理
高等学校学習指導要領「物理基礎」及び「物理」に準拠している。学習指導要領の改訂に合わせて,シラバスに軽微な修正を行った。なお,小学校・中学校で学ぶ範囲については,既習として出題範囲に含まれているものとする。
・化学
高等学校学習指導要領「化学基礎」及び「化学」に準拠している。学習指導要領の改訂に合わせて,シラバスに修正を行った。なお,小学校・中学校で学ぶ範囲については,既習として出題範囲に含まれているものとする。
・生物
高等学校学習指導要領「生物基礎」及び「生物」に準拠している。学習指導要領の改訂に合わせて,シラバスの構成・順序を変更している。なお,小学校・中学校で学ぶ範囲については,既習として出題範囲に含まれているものとする。
〈総合科目〉
「総合科目」は,現代社会が抱える諸問題や地球規模の問題を理解するために不可欠な教科である政治・経済・地理・歴史から科目・分野横断的に出題している。今回の総合科目シラバスの改訂では,各項目が高等学校学習指導要領の改訂に沿うように修正した。既存項目について一部表記を改める他,新たに大項目および中項目を追加した。【試験の目的】の説明をよりわかりやすくし,実際の作問に即した項目にした。
〈数学〉
コース1・コース2ともに,高等学校学習指導要領に準拠している。コース1の出題範囲は,「数学Ⅰ」及び「数学A」,コース2の出題範囲は,「数学Ⅰ」,「数学A」及び「数学Ⅱ」,「数学B」,「数学Ⅲ」,「数学C」とする。なお,小学校・中学校で学ぶ範囲については,既習として出題範囲に含まれているものとする。