BJTビジネス日本語能力テストを知っていますか?

2025年02月07日/お知らせ

BJTビジネス日本語能力テスト(BJT: Business Japanese Proficiency Test)は、ビジネスシーンにおける日本語の運用能力を測る試験です。日本でのビジネス活動や日本企業との取引、仕事上のコミュニケーションに必要な日本語能力を評価することを目的としています。

特徴

  1. 対象者: ビジネスの現場で日本語を使用する外国人
  2. 試験形式: **CBT方式(Computer-Based Testing)**で実施
  3. 評価: 点数(0~800点)に基づいて**6段階(J5~J1+)**で評価
  4. 試験時間: 約2時間
  5. 受験地: 日本国内および海外の一部の国

試験内容

BJTは以下の3つのセクションで構成されます:

  1. 聴解(Listening Comprehension)
  2. ビジネスシーンの会話や発表の理解力を測定
  3. 聴解・読解(Listening & Reading Comprehension)
  4. 会話や文章の意味を推測し、適切な対応ができるかを評価
  5. 読解(Reading Comprehension)
  6. ビジネス文書やEメール、報告書などの読解力を測定

評価基準

BJTのスコアは J5(最低)~J1+(最高) の6段階に分類されます:

  1. J1+(700~800点):高度なビジネス日本語を使用し、専門的な場面でも問題なく対応できる
  2. J1(600~699点):ビジネスシーンでの高度なコミュニケーションが可能
  3. J2(500~599点):一般的なビジネス場面で円滑にやり取りできる
  4. J3(400~499点):基本的なビジネス日本語を理解し、簡単な業務が可能
  5. J4(300~399点):日常会話レベルの日本語力があり、簡単なビジネスコミュニケーションができる
  6. J5(0~299点):ビジネス場面での日本語運用が難しい

受験のメリット

  1. 企業へのアピール: 日本企業や日系企業での就職・昇進に有利
  2. 自己診断: ビジネス日本語の実力を客観的に把握できる
  3. JLPT(日本語能力試験)との違い: BJTは「実践的なビジネス日本語」を重視し、単なる語彙や文法の知識だけでなく、実際の職場での対応力を測る

受験申し込み

BJTは 随時受験可能(※受験センターによる)で、オンラインで申し込むことができます。受験料は国や地域によって異なります。

公式サイト

https://www.kanken.or.jp/bjt/

(日本漢字能力検定協会が運営)

BJTは、ビジネスで日本語を使う機会が多い人にとって、とても役立つ試験です。興味があれば、受験を検討してみてください!