外国人留学生出願、志望理由書の書き方

2024年11月02日/お知らせ

大学の志望理由書を書く際は、以下のポイントを押さえて構成すると効果的です。志望理由書は、あなたがなぜその大学を選んだのかを説明する重要な書類です。読み手に対して自分の意欲や適性をアピールできるように、しっかりと準備しましょう。

志望理由書の基本構成

  1. 導入(イントロダクション)
  2. 大学・学部を志望する理由
  3. 学びたいことや目指す目標
  4. 将来のキャリアビジョン
  5. 結論(まとめ)

1. 導入(イントロダクション)

最初の数行で、読み手の興味を引きましょう。以下のような内容を盛り込むと良いです。

  1. 自身の興味・関心
  2. 「幼い頃から〇〇に興味があり…」や「〇〇に魅了されて…」といった、自分の興味を引き出したきっかけを書くと効果的です。
  3. きっかけや経験
  4. 志望する分野に興味を持った具体的な経験(学校の授業、クラブ活動、ボランティアなど)を述べます。

例文

「私は小学生の頃から科学に興味を持ち、特に環境問題に関心を持つようになりました。中学・高校での環境サイエンスの授業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献したいと強く思うようになり、この分野をさらに深く学ぶことを決意しました。」

2. 大学・学部を志望する理由

ここでは、その大学や学部を選んだ具体的な理由を述べます。他の大学ではなく「なぜこの大学なのか」を説得力を持って説明しましょう。

  1. カリキュラムや研究内容
  2. 大学のカリキュラムや特徴的な授業、研究施設について具体的に言及します。例えば、特定の教授のゼミやラボ、実習プログラムに興味がある場合は、その内容に触れます。
  3. 大学の特色
  4. 大学の教育理念や学風、学生サポート、国際交流プログラムなど、その大学ならではの強みを挙げましょう。

例文

「貴学の〇〇学部では、実践的なフィールドワークを重視したカリキュラムが充実しており、これに魅力を感じました。特に、〇〇教授の環境問題に関する研究に深く共感し、そのゼミで学びたいと考えています。」

3. 学びたいことや目指す目標

大学での学びの目標や、具体的に学びたい分野について詳しく書きます。

  1. 学問的な興味の具体化
  2. 興味のある授業や研究テーマについて述べます。「〇〇に関する知識を深めたい」「〇〇の技術を身につけたい」など、具体的に記しましょう。
  3. 課外活動への意欲
  4. サークル活動やボランティアなど、学外で取り組みたいことがあれば、それについても触れてください。

例文

「貴学で〇〇についての専門知識を深め、将来的には〇〇分野で社会に貢献できる研究者を目指しています。また、貴学の〇〇サークルに参加し、実践的なスキルを身につけたいと考えています。」

4. 将来のキャリアビジョン

大学での学びを通じて、将来どのようなキャリアを目指しているのかを明確にしましょう。

  1. 具体的な職業や分野
  2. 将来の目標や夢に向けて、どのようなキャリアパスを描いているのかを具体的に述べます。
  3. 社会への貢献
  4. 自分が将来どのように社会に貢献したいのか、そのビジョンを描きます。

例文

「将来的には、環境コンサルタントとして企業のサステナビリティ向上に貢献したいと考えています。そのために、貴学での〇〇研究を通じて、実践的な知識とスキルを身につけたいと思っています。」

5. 結論(まとめ)

最後に、全体を簡潔にまとめて締めくくります。志望度の高さを強調し、自分の熱意を伝えましょう。

例文

「貴学での学びを通じて、〇〇分野において確かな知識とスキルを身につけ、将来は〇〇として社会に貢献したいと考えています。ぜひ貴学で学ぶ機会をいただければ幸いです。」

書き方のポイント

  1. 具体的かつ論理的に:抽象的な表現は避け、具体的な事例や経験をもとに書きましょう。
  2. オリジナリティを出す:他の志望者と差別化できるよう、自分だけの経験や視点を盛り込みます。
  3. 簡潔で読みやすい文章:1つの段落は3〜5行程度にまとめ、読みやすさを意識します。
  4. 誤字脱字のチェック:書き終えたら必ず何度か見直し、誤字脱字や表現のミスを確認しましょう。

これらのポイントを押さえて志望理由書を書くことで、あなたの意欲や適性を効果的にアピールできるはずです。健闘を祈っています!