東京都/私立
日本女子大学は、創立者・成瀬仁蔵の「女子を先ず人として教育する」という理念のもと、1901年の創立以来、女性の可能性を引き出し社会で活躍する力を育んできた。時代に先駆けて女子高等教育を実践し、「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」の精神を重視していて、家政・文学・人間社会・理学など多様な学問領域を展開し、きめ細かな教育で多くの卒業生を輩出している。2021年に創立120周年を迎え、国内最大規模の女子大学として発展を続けている。
共立女子大学は、「自律と努力」「創造とキャリア」「協働とリーダーシップ」の3つを柱とし、精神的・職業的・社会的自立を育む教育を実践している。全学でリーダーシップ教育に力を入れ、「共立リーダーシップ®」として相互支援型のリーダーシップを育成する。2025年度からは全学共通科目として「課題解決のためのリーダーシップ入門」を必修化するなど、約300科目を通じて多角的に学べる環境を整えている。女子大学だからこそできる教育で、学生一人ひとりが社会で活躍する力を育てる。
京都府/私立
京都女子大学は、京都府京都市東山区今に本部を置く日本の私立大学。1899年創立、1949年大学設置。「親鸞聖人の体せられた仏教精神にもとづく人間教育」を建学の精神としている。この建学の精神に基づく京都女子大学の教育理念は、知性と情操を高め、人間としての自覚を深めるとともに、すべてのいのちを平等に愛する豊かな心を培うことによって、真の人間を育成することにある。無限の力に支えられ生かされているという「いのち」そのものの不思議さを知るとき、自他の対立を超え、ともに生き、ともに育てられているという、あらゆるいのちあるものの平等を自覚するのである。これが人間教育の原点であり、京都女子大学の教育理念の基本である。
大妻女子大学は、東京都千代田区三番町に本部を置く日本の私立大学。1908年創立、1949年大学設置。大妻女子大学は、「女性の自立のための女子一貫教育」を建学の理念とし、豊かな教養と思いやりの心を持ち合わせ、実技実学を身につけ、社会において指導的役割を果たせる専門職業人たる女性を育成することを課題として、教育実践を進めてきた。ここで言う自立とは、経済的な自立だけを意味するものではない。創立者、大妻コタカは、「自ら学ぶ」こと、「社会に貢献できる力を身につける」こと、「その力を広く世の中で発揮していく」ことが、「女性の自立」につながると考えていた。学びを通じて、皆さん自身の可能性を最大限に引き出し、社会に貢献できる人材へと成長していくことを一番の目標としている。
東京農業大学は、創設者・榎本武揚の理念を継ぎ、初代学長・横井時敬が「実学主義」や「人物を畑に還す」の精神を確立した。横井時敬は「稲のことは稲に聞け」と説き、現場から学ぶ姿勢を重視し、礼儀や道徳にも力を注ぎ、「質実剛健」「独立不覊」などの精神を学生に求めた。現在は農学のみならず、生命・環境・情報科学にも領域を広げ、人類と地球の課題解決に貢献する人材の育成に取り組んでいる。
鳥取/国立
鳥取大学は、明治7 年設置の小学教員伝習所を起源とする鳥取師範学校と鳥取青年師範学校、大正9 年に設置された鳥取高等農業学校の流れをくむ鳥取農林専門学校、及び昭和20 年に設置された米子医学専門学校を前身とする米子医科大学を包括して、昭和24 年に国立学校設置法による新制国立大学として、学芸学部、農学部、医学部の3 学部で発足した。昭和40 年には地域の産業育成を目指し工学部が設置された。鳥取大学は、常に地域に寄り添う姿勢を堅持するとともに世界を視野に入れた活動を行ってきた。様々な価値観が交錯するグローバル時代を迎えて、多様な文化や考え方があることを理解し、少数者や厳しい条件下におかれている人々に対する思いやりの心をもち、社会に対する責任を果たすことを行動の規範とする。
千葉/私立
和洋女子大学は、「人を支える心」と「技術」を持って行動する女性の育成を使命とする。建学の精神「自営の實力」のもと、和魂洋才・明朗和順を教育理念に掲げ、変化する社会に対応できる人材を育ててきた。「心」は思いやりや自律心、「技術」は課題解決力や専門性などを指し、これらを育むために5つの力の育成を重視している。学生一人ひとりの個性を尊重し、未来に貢献できる力を育てる教育を行っている。